点・線・面~II

興味関心のあることがらについて備忘録的に記して行きます。

経営者を辞めて一年が過ぎました

年をとるほどに体感的な時間の経過は早く感じるもので、昨年の8月に会社を譲渡して一年が過ぎました。
早いものです。
経営者を辞めて、自由に過ごせる事を夢想していましたが、そこまできれいな会社にまで作り上げることが出来なかったので、未だに手伝いをしながら何かと小忙しく働いています。現在は過去の行動の結果に成り立っていることを身に染みて感じているこの頃です。

この半年間は、自身が経営者だった頃にいただいた開発要素満載の案件を具現化するために技術屋としての立場で仕事をしてきました。このようなポジションは望んでいたことではあったので助かります。まだ何とかものを作るための知的労働が出来るレベルの能力が残っていたことに安心しました。
しかしながら、他人様のリソース(資金的な)を使って仕事をするのが久しぶりでして、この点の緊張感になかなか馴れません。前の会社を創業したきっかけの一つが、全部の事柄に自分自身で責任を持てる環境で仕事がしたいとのことがありました。

勤め人だったときに、勤め人が故に経営責任を負える立場でないので、根源的には苦手かつ興味の無い仕事を断ることが完全には出来ませんでした。その部分の自由が欲しくて、リスクを取り起業した事を思い出しました。
仕事を介して世の中と接点を持って行く限り、責任と義務とのバランスが常につきまとうことを再認識させられる一年間でした。

この先、今日のような仕事の仕方をどのくらい続けて行くのか、自分の願望がどこを向いているのか良く判らず、ちょっと困ったもんだな~と感じています。

少しだけ判ったことは、私自身の特性としては、一人で決着が付けられる規模の仕事であれば、比較的ストレス少なく、そこそこ成果は出せそうな感じである自覚があります。
まだ、50代前半ですので、もう少し世の中に対して仕事を提供していきたいとは願っているので、前述したようなサイズでの仕事が成り立つ分野を探って行ければと思っています。

もう少し、頑張ります。