点・線・面~II

興味関心のあることがらについて備忘録的に記して行きます。

GRIII~佳きカメラです

まだフィルムで写真を撮っている頃にお気に入りのサブ機としてGR-Iを使っていました。当時は高級コンパクト機がちょっとした流行でして、各社からいろいろなカメラが発売されていました。(楽しかったな~)
このカメラの良さはキレのあるレンズも当然ですが、ファインダーの見え味がいたく気に入っていました。

時が過ぎて、デジカメの時代になり、GRもデジタル化したのですが、光学ファインダーがないことに食指が動かず、歴代のデジカメGRは手にせず過ごして来ました。

今年に入り、写真熱が再燃してきたこともあり、何となく買ってみたのがGRIIIです。

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確かに光学ファインダーがないことは、老眼の進んだ身にはかなりのディスアドバンテージですが、それを補ってあまりある、写りの良さとレスポンスにかなり満足しています。

まだまだカメラに使われているレベルでして、道具を変えると撮る写真が変わってくることにとても面白さを感じています。
まず、起動してから撮影するまでの流れにストレスがなく、このカメラを持って意歩いていると、これまではシャッターを切らなかったような被写体に対しても反応する様になりました。

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周辺減光は”味"として積極的に受け入れられるレベルではありますが、画面全域でキレッキレの描写をします。この写真の様に思いっきり逆光を入れても雑味無くきれいな描写です。ちなみに周辺減光については、カメラの設定でその周辺減光分を補正するオプションがあります。私はこの感じが好きなので使ってはいません。


巷の評判では、高感度側の描写が云々などの意見を散見しますが、個人的には全然満足です。肉眼であっても夜になれば相当に粗い映像を認知している筈ですので、以外と記憶と撮れる写真との間にズレが少なくてこの点も気に入っています。

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この位の写真も手持ちで行けちゃうので、散歩の共には最適です。

ついでに気に入っているのがモノクロモードでの描写です。
これがなかなかにキツい感じなり、夜に使うとその場の印象をストレートの強調してくれる感じです。

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こんな具合に、単眼コンパクト故の楽しさがある良いカメラです。
正直な所、ここまで満足感を持って使えるとは思っていませんでした。

常にスマホは持っていますが、やっぱりカメラで撮る写真の方が「写真を撮るぞ」との意識をキッチリと以て被写体を選び、シャッターを切るので、写真としては良いものが撮れるかなと思います。

改めて、カメラってのは良い道具だなぁ~と思った次第です。