点・線・面~II

興味関心のあることがらについて備忘録的に記して行きます。

イ・ムジチ合奏団@MUSE

ヴィヴァルディの四季で有名なイ・ムジチ合奏団の演奏を聴いてきました。
毎度の所沢ミューズです。

多分、私が高校生の頃にイ・ムジチ合奏団の四季がブームになって、そこで聴いてから長年聴き続けてきて、やっと生で聴く機会が得られました。

演目は、

 

パッヘルベル:カノン
ヴィヴァルディ:「調和の霊感」から 協奏曲ニ短調 op.3-11, RV565
J.S.バッハ管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068から アリア
ボッケリーニ:メヌエット
モリコーネ:『めぐり逢い』(1994)-メインテーマ
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲ト長調 RV 151「アラ・ルスティカ」
◇休憩◇
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
◇アンコール◇
スカルラッティ(エイヴィソン編):アレグロ・コン・フリア
山田耕筰:赤とんぼ
坂本龍一ラストエンペラーのテーマ~イ・ムジチ結成60年のために
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 第3楽章
でした。

素人の単なる印象ですが、どの演奏もとても軽やかで現代的な感じがしました。いずれも耳なじみのある曲なのですが、17世紀に作られた曲とは思えないくらい新鮮で瑞々しい印象を持ちました。

アンコールはスタンディングオベーションとなり、最大限に演奏してくれた感じでした。
特に感動したのは「赤とんぼ」です。
音楽を聴くだけで涙腺が緩んだのは初めての経験でした。
これまでも、自分の経験などの文脈的な理由から音楽がトリガーとなって涙腺が緩む経験は幾度かありましたが、そんな背景も無く、単に音楽だけでこれだけ感動出来る事を体験できて、人生の忘れ物を一つ拾った気がします。

今日は、数日前の肉体労働の疲れから来る腹具合の悪さも相まって心身共に衰弱した状態で聴きに行ったのですが、コンサート後には、点滴を打った後みたいに心身共に快活な状態になっていました。

改めて、音楽の持っている力に驚かされました。

本当に、素晴らしい演奏を聴くことが出来て、ありがたい限りです。